重心コントロールのためのビスはやや内側に配置。操作性の向上を目指し、かつ不快な振動や音を抑制するためにリブで補強し、打感を追求。ソールの三角形の凹部は限界まで薄肉化。ソールにも飛びのための「たわみ」を持たせた。
強度DAT55G材質のフェースからつながるボディは滑らかに板厚を変化させ、部分的な高剛性領域を排除。ヘッド全体のたわみ効果を増大することを目指した。フェース近くのディープトレンチとソールのへこみ部分により、ミスヒット時のスピン量を抑え、フケ上がりを防止。平均飛距離がアップ。
ロフト角(度) | 10.5 |
ライ角(度) | 60 |
ヘッド体積(cc) | 450 |
フェース角(°) | 1 |
長さ(インチ) | 45.5 |
一般アマチュアで、スライスのミスが出やすい一般ゴルファーがどうすればオートマチックにライナー性の捕まった打球を打てるようになるか、あえてスイングを変えることがないクラブで実現したかったです。フェースの薄肉化にルールギリギリの反発係数や独自のディープトレンチによるオフセンターヒット時のスピン量の軽減などにより飛距離の向上だけでなく、絞り気味のフェースがインパクトへの集中力を高め、フェース面とクラウン後方のトップ位置のバランスを最適化することで、視覚的に正しいスイングに導いてくれるクラブを目指しました。多くのゴルファーにとっては難しいインサイドアウトとかパッシブトルクとかの理論は高いハードルです。多くのアマチュアゴルファーはスイングに悩み、コースに出てもコースと向き合うことなく、「自分探しの旅」に出てしまいます。いつものスイングで捕まった力強いボールが打てればもっとゴルフを楽しんでもらえる。月一ゴルファーの「強い味方」を目指しています。
開発担当者
松浦 真也